こんにちは
心理カウンセラーちえです。
愛着障害の方の悩みで一番多いと言ってもいいのが
「恋愛がうまくいかない」こと!
その中で女性の悩みで最も多いのが、
「この人しかいない!」と付き合っても
だんだん都合よく利用されたり、
大切にされなかったりして
結局自分が尽くすようになってしまう、ということ。
どうしてこんなことが起きてしまうのでしょうか?
それには大きく分けて2つの原因があります。
まず1つ目に
相手が尽くされることに慣れてしまうこと。
付き合い始めはお互いに気を遣って
相手のために、という気持ちが大きいですよね。
でも付き合う期間がだんだんと長くなるにつれて
その気遣いが当たり前だと思ってしまうんです。
特に、愛着障害の方は、
「自分が何か与えないと彼が離れていってしまう」
という思いから
彼に尽くしすぎてしまうことで、
それが彼の中で当たり前になってしまうんですよね。
結果、彼女側が
「どうして同じ分だけ尽くしてくれないの?」となって
関係に亀裂が生じるのです。
そして恋愛がうまくいかない理由
2つ目は、自分を大切にしない人を選んでしまうことです。
愛着障害の方の恋愛がうまくいかないのは、
もしかするとほとんどの場合、こちらが原因かもしれません。
では、どうして自分を大切にしてくれない人を選んでしまうのか?
それは、愛着障害の方が
本物の愛情を知らないからです。
愛着障害の原因は、幼少期に安定した愛情を貰えなかったことが関係しています。
安定した愛情とは真逆の、安定していない「不安定な愛情」とは、
いい子にしないとママはどこか行ってしまうよ、
お姉ちゃんなんだから我慢しないと、というような
「○○しないと親の愛情を与えない」
=「条件付きの愛情」と呼ばれるものを指します。
条件付きの愛情で育った人たちは、
大人になって、恋愛にもその経験を持ち込んでしまうのです。
「○○しないと好きになってもらえない」
「私が○○したから彼はあの子を選んだんだ」
このように、愛情を貰えないのは自分のせいなのだと思うのです。
さらに、最大の落とし穴ともいえるのが、
愛着障害の人たちは条件付きの愛情を貰うことに慣れているので、
無条件に愛してくれる人がいると、その人を疑ってしまう。
無条件の愛情とは、
相手にダメな部分があっても、
相手に自分の気に入らない部分があっても、与える愛情です。
本物の愛情とも言えるものではないでしょうか?
このように、
無条件に愛してくれる相手を遠ざけ、
条件付きの愛情をくれる相手を選んでしまう。
これが愛着障害の方の恋愛がうまく行かない大きな理由です。
(これまで女性側が愛着障害の場合を前提にお話ししてきましたが、
これが男性の場合でも同様のことが起きます。)
皆さんの恋愛はどうでしょうか?
自分を大切にしてくれる人を選べていますか?
選ばれることがすべてではありません。
自分を大切にしてくれる人を「自分で選ぶ」という視点を持って
恋愛を楽しんでいきたいですね。
今日はここまで。
ありがとうございました。
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