「ちえさんって、心のことをよくわかってるんですね」
「落ち込むことなんて、あるんですか?」
心理カウンセリングでお客様と話していると、そんなふうに言っていただくことがあります。
うれしい反面、ちょっと恥ずかしくなるような気持ちにもなります。なぜなら…
私も、しっかり落ち込みます。
泣くこともあるし、イライラしてしまう日もあるし、
「なんでこんなにうまくいかないんだろう」と、自分を責めてしまう夜もあります。
心理カウンセラー=いつも穏やか、の誤解
心理カウンセラーという仕事をしていると、
「いつも冷静」「感情に振り回されなさそう」と思われることが多いです。
でも、仕事を離れれば、私も一人の人間です。
恋人とのすれ違いにモヤモヤしたり、
人間関係で「なんかうまく話せなかったな…」と自己嫌悪になることもあります。
人の心に向き合う仕事だからこそ、
自分自身の感情に繊細にならざるを得ない、ということもあるのかもしれません。
落ち込むこと=悪いことじゃない
「落ち込む」って、なんだかネガティブな響きがありますよね。
でも本当は、「感情がちゃんと動いている」ということでもあるんです。
誰かに傷つけられたとき、悲しくなる。
思うようにいかないとき、悔しくなる。
誰かと比べてしまって、自信を失くしてしまう。
それって、とても人間らしいこと。
感情にフタをして「落ち込まないように」と頑張るよりも、
「今、自分は落ち込んでいるな」と認めてあげるほうが、心は早く整います。
私が落ち込んだときにすること
そんなとき、私自身が意識していることを少しご紹介しますね。
- 気持ちをノートに書く
→「どうしてこんな気持ちなんだろう?」と内省する時間を持ちます。 - 何もできない日を許す
→最低限のことだけして、あとは休む。気力が戻るまで、焦らない。 - 信頼できる人に話す
→「元気出して」「こうしたらいいよ」と言ってもらうより、「そうなんだね」と聞いてもらえるだけで救われます。なので、話を聞いてもらう前に「アドバイスはいらないんだけど」と言うことを心がけています。 - よく寝て、よく食べる
→体と心はつながっているので、まず体を整えるのも大切なことです。
私も落ち込むことはたくさんあるけれど、以前の私のようにずっと引きずったり、必要以上に自分を責めることはなくなってきています。
「自分に優しく」「ありのままの自分を受け止める」を実践できているなぁと感じる日々です。
落ち込むあなたへ伝えたいこと
落ち込むときって、
「こんなことでへこむなんて、自分は弱い」と思ってしまうこともありますよね。
でも私は、感情が動くというのは、その人の優しさや繊細さの表れだと思っています。
落ち込むことがあるからこそ、他人の痛みに寄り添える。
失敗をしたからこそ、人にやさしくなれる。
その経験は、あなたの人生にとって、大切な財産になるはずです。
感情を整理したいときには…
落ち込みやモヤモヤに向き合いたいけど、うまく言葉にできないとき、
私は「気持ちの言語化」をおすすめしています。
自分の感情を見つけて、理解して、言葉にする。
それだけで、心はだいぶ軽くなります。
私は、そんな作業のサポートになればと思って
「気持ちの言語化ノート」という無料のワークシートを作りました。

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落ち込んだとき、自分のたを受け止めるツールとしてお使いくださいね。
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最後に
心理カウンセラーだって、落ち込むときはあります。
だって、私たちも「人間」だから。
元気になったらまた笑えばいい。
泣いた日も、いつかきっと、誰かの力になります。
そんなふうに思いながら、今日も私は心と向き合っています。