こんにちは
心理カウンセラーちえです。
「心を育てる」とはどういうことか
皆さんは考えたことがありますか?
ここで少し、「心が豊かな人」を想像してみましょう。
もしかしたら人によって定義は違うかもしれませんが、
私の中での心が豊かな人とは、
思いやりの心を持っていること
感謝の気持ちを持っていること
この2点を持ち合わせている人かなと思います。
というのも、
私がこれまで出会った豊かな心を持っている人は
この2点を持っていたからです。
私が心理カウンセラーを始めるまで働いていた病院でお世話になった先輩のBさんは、「ありがとね」が口癖の優しい方でした。
どんなに小さなことでも、
助かったと感じたときには感謝をする。
それはBさんの中では当たり前のことだと言っていました。
しかし、感謝をするってなかなかできないことですよね。
特に大人になってからは私は難しいな、と感じます。
なぜなら子供の頃と違って、
大人になると立場の違いや年齢の違いがあります。
自分にとって目上の人に対して感謝をいうことは
簡単なことだと思いますが、
後輩の私に対しても同じように接するBさんの姿を見て
私もこんな風になりたいと思ったのを覚えています。
そして、私が憧れたのは
Bさんの感謝に対しての考え方だけではありません。
こんなに素敵な考え方をしているのに、
それを人に強要しないことです。
Bさんにその理由を聞くと、
なるほどな、と思いました。
理由は、自分が強要されたら嫌だから。
そして強要されても人はやらないことが分かっているから。
Bさんのように、自分と他人を切り離して
考えられる人は少ないです。
でもBさんがどうしてこんなことができているのか、というと
人の気持ちを想像できるからだと思うのです。
自分と他人を切り離して考えるには、
自分とは違う人の気持ちを想像できないと
難しいですよね。
Bさんと話していて私が他の人とは違う安心感を感じたのは、
Bさんが私の気持ちを想像して、尊重してくれたからです。
ここまで私が出会った先輩、Bさんの話をしてきましたが、
豊かな心を持つには
つまり、想像力が大事だということです。
みなさんは、自分の想像力に自信がありますか?
他人を尊重するための想像力です。
では、想像力を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか?
それは自分よりも儚い存在のものに寄り添う、です。
私の場合、それはお花です。
花って、とても綺麗で見ていて癒されますよね。
最近花束を貰ったので、テーブルに飾って
毎日癒してもらっているのですが、
悲しいことに花はすぐに枯れてしまいます。
花の種類にもよりますが、
毎日水を変えてやっても
2週間もたつとホロホロと
花びらが落ちてしまうのです。
とても儚い存在です。
だからこそ、大切にしたいと思います。
私の場合は花でしたが、
それが犬や猫などの生き物や
ぬいぐるみなどの生き物でないものでも構いません。
とにかく、自分よりも弱い存在、
儚い存在に向き合うのです。
すると何が起こるか。
儚い対象物の立場に立って想像するようになります。
例えばそれが生き物であれば、
私たち人間がどんな行動をすれば安心してくれるのか?
逆にどんな行動で不安にさせるのか?
例えばそれがモノであれば、
破れたり壊れたりすることなく、ずっとそばにいてくれるには
どうしたらいいのだろうか?
そうやって相手の立場に立つことによって
想像力が育ちます。
少しづつ想像力を高めて
豊かな心の持ち主になっていきましょう。
今日はここまで。
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