アドラー心理学とは?フロイトの心理学とは何が違うの?

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心理

皆さんはアドラーについてご存じですか?

心理学者のフロイトの原因論とは対照的に、アドラーの提唱した心理学は目的論を基本とした理論です。

今回の記事では、アドラー心理学についてわかりやすく説明し、フロイトの原因論と比較しながら、アドラーの目的論を詳しくご紹介します。

心理学に興味のある方は、ぜひご一読ください!

アドラー心理学とは何か?

アドラー心理学とは、医師であり心理療法家でもあったアルフレッド・アドラーによって創設された心理学の理論と実践です。

アドラーは、明確なアイデンティティと個人の独自性の健全な発達を促す、3次元的なライフスタイルの考え方を提示しました。

これには、社会的関係や有意義な活動を促進することで、基本的な心理的健康をサポートすることが含まれます。

つまり、アドラー心理学は、劣等感を克服し、成功、幸福、充実感を得るために、個人が帰属意識を持てるようにすることを目的としています。

目的論と原因論の違い

目的論とは、「人間の行動にはすべて目的があり、自分が現在置かれている状況は自分の目的を達成するために自らが選択した道である」という考えのもと論じられています。

アドラーの目的論は、主観的個人主義や自己決定という概念に基づいており、この点フロイトの因果論とは対照的です。

フロイトは、行動は無意識の本能的な欲望や衝動の産物であることを提唱しました。

アドラーの目的論:私たちは意識的に行動している
フロイトの原因論:私たちは無意識的に行動している

例えを出して説明します。

目的論)Aさんは、人前で自分の意見を言うことが苦手であるため、発表会になると顔を赤くする、手を震えさせる、などの症状を出し回避しようとしている。

原因論)Aさんは発表会になると顔が赤くなる、手が震えるなどの症状が出てしまう。症状が出るのが嫌なので、できるだけ人前で発表しないようにする。

客観的にみるとどちらも「発表会で発表しないようにする」状況ではありますが、この場合、原因論では”症状が出ることが嫌なので発表会で発表しないようにする”となり、結果につながった原因を探します。

対して目的論では”発表会で発表しなくていいように、顔を赤くするなどの症状を出している”となり、自分のなかで発表をしないという目的を作り出していることになります。

ポイント!

フロイトの原因論では、「何か原因があって結果がある」
アドラーの目的論では、「原因があって結果が作り出される」ではなく、「何か目的があってその結果を作り出している」

現代の世の中の考え方からすると、フロイトの原因論寄りの考え方ではないでしょうか?そのため、目的論の考え方は少し受け入れにくいかもしれませんね。

アドラー心理学で幸せを掴もう

ここまでアドラーの目的論についてご紹介してきましたが、まとめるとアドラー心理学は「結果に原因は関係なく、今の考え方や価値観でどうなるかを選択しているに過ぎない」ので、自分次第でどうにでもなるという考え方であると言えます。

アドラーは、私たちには選択し、人生を構築する力があるため、私たちの行動や振る舞いを変えていくことで人生を変えることができると言います。

私たちの行動を理解するために最も重要な概念は、「目的」の概念です。私たちは常に何かを目指しており、この目標や目的が私たちの行動の原動力となっています。

この目的意識があるからこそ、私たちは日常の瞬間、一見平凡に見えることでさえも意味を見出すことができるのです。

私たちは、〇〇だから〜できない、周りが〇〇だから〜やってはいけない、と考えてしまいがちです。アドラーに言わせてみればそれらは何かをしないための言い訳にすぎません。幸せな人生を送ろうと思うのなら、自ら意識的に行動していくしかないのです。

アドラー心理学で人生を変えよう

この記事ではアドラー心理学について、フロイトの原因論と比較しながらご紹介しました。

アドラーが提唱するように、私たちが行動しているのは「目的」があるからだという見方ができれば、物事の見え方も変わってくるはずです。

アドラー心理学をうまく人生に組み込みながら、幸せな人生を送ることができたらいいですよね。

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