周りから期待をされることは、うれしい反面、少しプレッシャーを感じてしまいますよね。
期待に応えることができなかった時、周りから失望されたり、自分自身にもがっかりしてしまうことがあります。でも、その気持ちはとても普通のことで、誰にでもあるもの。
今回は、そんな「期待を裏切るのが怖い」と感じる人に向けて、自分中心で考える方法をお伝えします。
周りに合わせて自分を偽るのではなく、自分の気持ちや希望を大切にして生きていくことで、自信を持って「期待に応えることができる自分」になれるかもしれません。
期待を裏切るのが怖い人の特徴 5選
期待を裏切るのが怖いと感じる人はどんな考えを持っているのでしょうか?
あなたが周囲の期待を背負いすぎてストレスになっているなら、確認してみてくださいね。
新しいことに挑戦するのが苦手
期待を裏切るのが怖い人は、新しいことにチャレンジするのが苦手です。
新しいことに挑戦すると失敗する可能性があるため「失敗=期待を裏切る」と考えてしまい、動けなくなってしまいます。
その結果「何もしなければ期待を裏切らない」と考え、チャレンジを億劫に感じてしまうのです。
自己評価が低い
期待を裏切るのが怖い人は、自己評価が低くなりがちです。
自分に自信を持てず、自己批判的になってしまいます。
しかし、周囲から見ると羨ましいと思えることなので、「○○さんの優しいところ素敵です。」と伝得た場合には、本人にとっては「優しい≒主張できない」などのネガティブな意味に捉えてしまいます。
このようにネガティブにとらえることが癖づいていると、誉め言葉を素直に受け止めることができなかったり、物事を偏った見方をしてしまったりしてしまいます。
過去の失敗から学ぶことができていない
過去の失敗から学ぶことができず、同じような失敗を繰り返してしまう人もいます。
しかし、期待を裏切ることを恐れ、挑戦しない人はそもそも過去の失敗数が少ないです。「失敗は成功の基」というように、失敗から学ぶことはたくさんあるはずなのに、挑戦が怖いからと行動しないのはもったいないことですよね。
過剰なプレッシャーを感じる
期待を裏切るのが怖い人は、過剰なプレッシャーを感じます。
失敗したらどうしよう、あの人の期待を下回ったらどう思われるだろう、、
私もそうでしたが、自分の感情や意思よりも周囲の目が気になってしまうのです。
自分に厳しく、他人に優しすぎる
期待通りの結果を出せなかった場合、自分自身に非常に厳しくなる人がいます。
しかし逆に、同じような出来事が他人に起きた場合、そっと受け入れ、安心させようとする傾向があります。
周囲からは「いい人」「責任感が強い人」と思われがちですが、注意しなければいけないのはその性質を利用しようとする人もいるということです。
「自分に厳しく、他人に優しく」はほどほどにしておいた方がよさそうですよね。
あなたに期待する周りが考えていること 3選
期待をしてもらえるということはその分認めてもらえているという事実と同時に、期待してくる人の心理も知っておく必要があります。
あなたに期待を寄せてくる人の心理を確認してみましょう。
あなたの価値を認めている
周りがあなたに期待する理由の一つは、あなたの能力やスキルを認めているからです。
周囲はあなたが貢献できることを知っており、それゆえにあなたを頼るのです。
ただし、周りからの評価にばかり注目してしまうと、自分自身の価値を見失ってしまうこともあります。
周りからの評価を求めることが過剰になると、承認欲求が強くなり、ストレスや鬱病の原因にもなることがあります。
責任を負いたくない
あなたに期待する人が考えていることの一つに、責任を負いたくないという心理が挙げられます。周囲は楽をしたいと思っており、自分が責任を負うような事態は避けようとします。
そのため、自分の失敗が原因でも他人の失敗として報告したり、複数人でやった業務に関しては自分は関与していないような言い逃れをすることがあります。
都合の良い相手であること
周囲にとってあなたはただの都合の良い相手である可能性があり、利益や機会を得るために使おうとしています。
このような状況は、人間関係の中でよく起こります。
しかし、相手があなたをただ利用しているだけだとしたら、あなたがその関係で何を得るのでしょうか。
自分中心で生きるための方法
今までのあなたは周りの期待に応えないと、と頑張ってきたんです。もう、十分ではないでしょうか。
これからはあなたの人生のために、あなた中心の生き方を選んでいきましょう。
自分自身の目的を確立する
「自分中心で生きる=自分の軸がある」ということではないでしょうか。自分の軸を作るためには、自分が何を望んでいるかを理解し、自分にとって何が大切で価値あることなのかを知っておく必要があります。
自分がどのように生きたいのかが明確になっていれば、望む未来へ向かって進むことができます。
私の人生の目標は「自分も周囲の人も幸せにすること」です。この目標が明確になったことで、私の行動指針ができ、迷うことは少なくなりました。
普段から人目を気にして自分の感情や意思を後回しにしている方の中には、自分がどうしたいのか、何を目指しているのかが分からないという方がいらっしゃいます。
愛着障害やAC(アダルトチルドレン)、HSPの方に多い特徴です。
このような方たちはまず自分について知ることが大切になってきます。本当はやりたいことや目指したいことがあるのに「自分自身で塞ぎこんでいる」場合が多いためです。
人と自分について話し、語らうことで自分について理解できたというお客様は多いです。
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自分に対して優しくなる
過去の失敗や落ち込んだ状態から抜け出すためには、優しく自分に接する必要があります。
もしも、あなたにとって世界一厳しい人があなただった場合、どうなるでしょう。
あなたは厳しい人から逃げも隠れることもできずに、ずっと苦しい思いをします。常に怒られている状態です。
これからは、あなた自身の頑張りを認めて、前向きにさせるような声掛けをしてあげてください。
カウンセリングに来てくださる方の中には、自分に厳しすぎる方が多くいらっしゃいます。
以前の私もそうでしたので「自分のことは自分で面倒をみなければ」という気持ちはすごく分かります。
でも、自分に厳しい言葉をかけると、その時は頑張らなければと思えるのですが、後から振り返ると「ダメな自分」しか残らないのです。
自分の感情に素直になろう
自分中心で生きるには、まず自分の感情に素直になることが大切です。
自分が何をしたいか、何が好きか、何が嫌いかを正直に自分自身に問いかけてみましょう。そして、それを表現しましょう。
幼いころからの躾や教育で、私たちは無意識に「これはやってはいけない」と自制する心が育っています。
「嫌なことを人に悟られてはいけない」「嫌なことでもすべきことはやらないといけない」「自分より相手を尊重するべきだ」など、文字に起こしてみると偏った考え方であることがわかりますが、これらの考え方を無意識のうちに頭に刻み込んでいませんか。
あなたは自分を表現してもいいし、嫌なことはやらなくてもいい、自分を尊重してもいいんです。
あなたの人生を生きる
この記事では、「期待を裏切るのが怖い」と感じる人が自分中心で考える方法を解説しました。
私たちは、期待に応えるために過剰なプレッシャーを感じたり、自分に厳しく他人に優しすぎたりしてしまうことがありますが、これらを自覚することで自分中心の生き方に変化させることができます。
周囲の期待に応えて自分を追い込まず、自分が持つ可能性を信じ、自分自身に対して優しく生きていきましょう。