こんにちは
心理カウンセラーちえです。
私の中での母は完璧なんです。
家事はしっかりしていて
私たち家族の予定も全部頭に入ってる。
忘れるなんてことはほとんどありません。
そして、自分の芯を持って
家族を導く。
そんな母を見てすごい、というより
世の中の人はこんなに何でもできるのだと思っていました。
私は自分の軸がないし、すぐに何でも忘れてしまうし。
だから私はダメな人間だと思っていたんですよね。
でも実家を離れて、
母と離れてみてつくづく思うのが、
母は別に何でもできる人でもないし
そう見えていただけだったのかもしれないということです。
そして、いつでも強く芯を持った母は
きっと強いというよりむしろ弱かったのだということ。
良くも悪くも一人の人間だということでした。
これに気付くまで、私はかなり時間がかかりました。
きっと母と離れなければ気づくことができなかった。
母は自分の弱さを隠すために自分が強い世界を作り出して
私はその世界観に魅了されてハマってしまったんだと思います。
母が正しく、母が言うことは世間のみんなが言っていること・考えていることだと思い込まされていた、という方が分かりやすいかもしれませんね。
でも私が自分について理解を深めて母と再会するたびに、
母の無理に取り繕っている感じは見破れるようになったし、
人をコントロールしようと自分は正解なのだと振りまく素振りにも気づけるようになった。
お盆や年末に実家に帰ると
そんな母につかれるけれど、
私自身が揺さぶられることは確実に少なくなりました。
母がこれがあたりまえだというからこうしよう、とか
母がやめときなさいというからやめよう、とか
そういうことではなく、自分の目で見て、
自分の肌で感じて、
じゃあ自分はどうするのか、どうしたいのか
自分の感覚を通して物事を見られるようになったから。
これを親の呪いが解けた、というんでしょうね。
皆さんは親の呪いにかかっていますか?
それとも解いてる途中?
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