HSPがイライラを軽減するために取り入れたい習慣

心理
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HSPの方は、共感性が高く繊細であるため、

いろいろなことに気が付きやすくちょっとした刺激でもイライラしてしまうことがあると思います。

この記事では、HSPの方々がイライラを軽減するために取り入れたい習慣についてご紹介します。

HSPの方が心穏やかに過ごすための実践的なアドバイスをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

HSPのイライラの原因は共感性が高いこと

HSPは「周囲の状況や他人の感情に敏感であり、共感性が高い」という特徴を持っています。このため、他人の気持ちやストレスを自分自身のものとして受け止める傾向があります。

加えて、刺激に敏感なため、日常生活で忙しい環境やノイズ、明るい光、強い香りなどがイライラの原因となることがあります。

これらの要素が重なると、HSPはイライラしやすくなることがあるんです。

皆さんがご存知の通り、HSPは病気ではありませんが、

HSPの特性上生きづらさを感じるのも事実です。

HSPのイライラが増加すると

HSPは自分よりも他人の感情や行動を優先してしまう人が多いため、無意識に無理をしてしまうことが多いのではないでしょうか。それがストレスとなり、ダウンしてしまうことも。

もしも、HSPのストレスが限界になるとどんなことが起きてしまうのでしょうか?

ストレス管理のためにも知っておきましょう。

脳疲労で記憶力の低下や眠気を引き起こす

HSPのストレスが増加すると、脳疲労を引き起こします。

脳疲労とは、長時間の集中やストレスによって脳が疲れて疲労感が生じる状態です。脳疲労が進行すると、記憶力の低下や集中力の低下、ミスの増加などが起こる場合があります。

また、脳疲労は眠気を引き起こす要因ともなります。ストレスによる脳疲労が蓄積されると、日中の眠気や睡眠の質の低下、朝起きるのが辛くなるなどの症状が現れることがあります。

仕事をする人たちにとっては、小さなミスでも致命的になることがありますよね。脳疲労状態が私たちの行動をどれだけ制限するかが分かると思います。

なんとかこの脳疲労状態を回避したいものです。

体調を崩しやすい

HSPは共感性が高いという特性上、ストレスを溜めやすいという特徴を持っています。

人はストレスが増えると、自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下することがあります。その結果、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったり、疲れが取れにくくなったりする場合があります。

また、ストレスは消化器官にも影響を与え、胃痛や下痢、食欲不振などの症状が現れることもあります。

ここまでHSPとストレスがどれだけ関連性があり、どれだけストレスに影響を受けてしまうのかをご紹介しました。体調を崩さないようにするためには、ストレスを上手にコントロールすることが大切だと分かりますね。

HSPがイライラしがちな環境

では、HSPがストレスを溜めやすい環境にはどんなものがあるのでしょうか?

苦手な環境はできるだけ避けたいですよね、、

苦手な音が聞こえる

HSPは音にとても敏感であり、騒々しい場所や大きな音が苦手です。

例えば、交通量の多い場所や音量の大きいイベント会場などは、HSPにとってストレスが溜まりやすい環境と言えます。このような場所にいると緊張感や疲労感が高まり、楽しさよりもストレスが大きくなってしまうようです。

映画や人の多いショッピングモールなどが苦手な人も多いのではないでしょうか。

心理カウンセラーちえ
心理カウンセラーちえ

私は映画を見に行くことは好きなのですが、映画館に行くとどっと疲れてしまいます。予想できないタイミングで視覚や聴覚への刺激がくるからでしょうね。

合わない人と一緒にいること

HSPにとって、人間関係も大きなストレス要因です。

HSPは他の人の感情をとても敏感に感じ取ることができるため、合わない人との交流や飲み会などはストレスを感じやすい場面となります。

また、学校や友達との関係もHSPにとっては緊張感のある場面となることがあります。楽しい時間を過ごしても、その後の疲労感が強く、元気を回復すること時間がかかることがあります。

悪口や噂話が多い職場

HSPにとっては、悪口や噂話が多い職場は大きなストレスになります。HSPは他の人の感情に敏感に反応するため、悪口や噂話によるマイナスなエネルギーを感じやすいのです。

例え、自分が悪口や噂の対象でなくても精神的なダメージになるということがHSPならではの特性ですね。

実家

HSPの中でも意見はそれぞれだとは思いますが、実家で過ごすことで自分の特性を理解されないことにストレスを感じたり、家族からの期待に応えることで疲労を感じたりすることがあるようです。

私自身の体験ですが、一人暮らしを始めた時は「自分だけの空間ができた!」と嬉しかったのを覚えています。

実家で家族と過ごす時間も好きですが、それ以上に自分の安心できる空間で生活できることに幸せを感じます

HSPがイライラを軽減するために取り入れたい習慣

カフェインに注意する

カフェインは神経を興奮させる作用があり、また、HSPは他の人よりもカフェインによる興奮の影響を受けやすいと言われています。

そのため、カフェインの摂取量には注意が必要です。コーヒーや紅茶などのカフェイン飲料を摂る前に、自分の体調や神経の状態を一度考えてみましょう。カフェインを摂ることが必要な場合でも、適度な摂取に留めるよう心掛けましょう。

食事に気を配る

バランスの取れた食事を摂ることで、体調を安定させることができます。特に、砂糖や添加物を多く含む加工食品は神経興奮を引き起こすことがあるので、できるだけ控えるようにしましょう。

代わりに、新鮮な野菜や果物、栄養価の高い食材を食事に取り入れられるといいですね。

お仕事をされている方やご家族と一緒に暮らされている方は、ご自分の食事まで気が回らないこともあるでしょう。

そんな時は、食品や調理済み食品を届けてくれる、宅配食サービスなどを利用してみることをお勧めします。

マルチタスクをしない

HSPは、マルチタスクを行うと余計なストレスやプレッシャーを感じやすい傾向があります。実際、マルチタスクは人間の脳に多大なストレスを与えることが最近の研究で分かっています。

そのため、HSPは自分のペースで仕事を一つ一つこなせるようにすることが重要と言えるのではないでしょうか。時間管理や仕事の分配に心掛け、自分の限界を理解することが大切です。

音や光にこだわる

部屋の環境を整えることも、HSPの方にとって重要です。

自宅の環境を整備し、カーテンや照明、音楽などで心地良い空間を作りましょう。心地良い空間で過ごすことは、日常のストレスを軽減するだけでなく、趣味を充実させることにも繋がります。

自分が心地よいと思える空間で動画や映画を楽しむことは、癒しになるのではないでしょうか。

定額動画サイトなどに登録しておけば、好きな時に好きな映画やアニメを見ることができます。

心理カウンセラーちえ
心理カウンセラーちえ

私は、「ヒナまつり」という見たいアニメがU‐NEXTで配信されていたので、無料期間を利用して全話見ました(笑)

好きな香りで癒しの空間へ

HSPは香りに敏感な方が多いです。そのため、きつい香水や街にあふれる匂いが苦手だという人もいるのではないでしょうか。

HSPはリネンやお花などの自然界にある優しい香りを好む傾向があります。

私がおすすめしたいのが、ラベンダーのマッサージオイルです。ラベンダーの香りはリラックス効果をもたらすことが分かっています。

お風呂上りに1プッシュのオイルを体に塗り広げながら、全身をマッサージします。

これからのシーズン、乾燥が気になってきますし、何よりリラックスできるのでマッサージの時間は自分へのご褒美として大切にしています。

みなさんも、好きな香りのアロマオイルや入浴剤を利用して、自宅を癒しの空間にしてみてください。

合わない人と距離をとること

HSPが苦手な環境で紹介したように、HSPは人間関係において悩みを抱えやすい傾向があります。そのため、合わない人と距離を取ることが大切です。

私は、自分にとって心地良くない関係は、無理に続ける必要はないと思っています。

それでも、職場や学校などでどうしても苦手な人と関わらないといけない場合は、心の距離をとるように心がけましょう。

HSPはストレスを抱えやすいです。

自己啓発本を読んだり、カウンセリングを受けるなど、自分の成長と健康な人間関係を築くための努力をすることも重要です。

カウンセリング

そして、私がHSPのストレス対策として特におすすめしているのが「カウンセリング」です。

HSPの方は他の人よりも、日々の生活の中でいろいろな人やモノから影響を受けています。それは良くも悪くもです。

影響を受けやすく、人との境界線が分からなくなってしまいやすいHSPの方が、自分について語ったり、悩みについて話すことで悩みが整理され、結果的に心の整理がされるのです。

カウンセリングというとハードルが高く思われがちですが、所によっては無料体験や割引キャンペーン等を行っているところもありますので、うまく利用してストレス発散をしてみてください。

心理カウンセラーちえ
心理カウンセラーちえ

筆者も無料30分相談を行っています。公式ラインまたは予約フォームからご予約くださいね。

HSPがイライラせずに心穏やかに過ごすために

ここまで、HSPの方がイライラを軽減するために取り入れたい習慣をご紹介しました。

HSPが心穏やかに過ごすためには「できるだけストレスを溜めず、ストレスがたまったら解消する」というストレス管理をすることが重要です。

ここで紹介した習慣は、日常生活に取り入れやすいものばかりです。ぜひ、試してみてくださいね!