人間関係は生きていくうえで欠かせないものです。
あなたはこれまでの人生で「誰かと関わることが苦痛だ」と感じたことはありませんか？
今回は、そんな人たちに向けて「人と関わりたくない」と感じる原因と対処法などを紹介します。
自分でできる簡単な方法から、心理的な側面までを考慮してお伝えしていきます。是非、読んでみてくださいね。
人と関わりたくない人の心理・特徴4選
ここでは、人と関わりたくないと考える人たちの心理や特徴について4つに厳選して紹介していきます。
もしもあなたが人と関わりたくないと感じているのなら、これから紹介する特徴と自分の特徴が当てはまっているか確認してみてくださいね。
自分に自信がない
人と関わりたくないと思っている人は、心の中では「自分に自信がない」という気持ちを持っていることが多いです。
「自分の会話で相手を楽しませたいけれど、それが難しい」や「上手に相槌が打てない」と考えてはいないでしょうか？
人と関わることに消極的な人たちは、相手を楽しませたり、良い気持ちにさせてあげるという自信がない為、自分の殻に閉じこもってしまうのです。
気持ちを言葉にするのが苦手
人と関わることが嫌だと感じる人は、気持ちを言葉にするのが苦手という特徴があります。
自分の感情をうまく相手に伝えられないため、他者と気持ちの共有をしにくく、他人とのコミュニケーションが苦手になってしまうことがあります。
他人と比べる癖がある
他人と比べる癖があるという特徴も、人と関わりたくないと感じる原因の一つです。
自分を客観的に評価することが苦手で、他人と比較して落ち込んでしまうことが多いため、社交的になれず、孤立してしまうこともあります。
完璧主義者
完璧主義者であることも人と関わりたくないと感じる人たちの特徴です。
完璧主義の人は、自分だけでなく他者にも完璧を求めがちです。他人に任せると完璧にこなしてくれない可能性が高く、 そんな危うい存在である他人との関わりを嫌う傾向があります。
人と関わりたくないと感じる原因・きっかけ5選
人と関わりたくないと感じる原因やきっかけは人それぞれですが、人と関わりたくないと感じる人たちは、過去に人間関係で辛い思いをしたという人が多いです。
ここからは具体的にその原因・きっかけをご紹介していきます。
信頼していた人に裏切られた
信頼関係は、人間関係を発展させる上で極めて重要であることは間違いありません。しかし、信頼していた相手から裏切られると、その関係が崩壊してしまうことが少なくありません。
このような経験から、人は不信感や恐怖心を抱きがちになります。
特に、職場においては、信頼関係を構築することが極めて重要である一方で、裏切りやコミュニケーションの不備が生じると、その職場環境全体に悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、信頼関係を築くうえで、言葉だけではなく、実際の行動や約束の実行が極めて重要であるといえるでしょう。
無理をしてコミュニケーションを取るのに疲れた
人間関係を良好に保つことは簡単ではなく、労力や忍耐力が必要とされます。しかし、その努力や我慢が続く中で、ストレスや疲労感がたまり、時には人との関係を断ち切ってしまうこともあるかもしれません。
例えば、職場の人との雑談が苦手な人が、周りに合わせて話をしていては疲れてしまいますよね。無理をしてコミュニケーションをとり続けることで、コミュニケーション自体に対してネガティブな印象を持つようになります。
別れや死別という悲しい経験
大切な人との別れや、亡くなった家族や友人への喪失は、誰しもが傷つく体験です。そして、それはただ時間が過ぎることで薄れていくものではありません。
悲しい経験をすることで新しい人との出会いにおいても、積極的にはなれないことも多いです。
実際、失った身近な人を補填するために私たちは新しい出会いを求めることがありますが、その際必要以上に自己防衛的になってしまい、新たな友情や愛情に対して躊躇してしまいます。
また負けたじゃないかと思わされる体験
自信を奪われたり、不当に扱われたりする経験によって、人は悲しみ、恐怖心を抱くことがあります
これらの感情は身体的な危険性につながり、結果として、「誰とも関わらず生きていく」という考え方を生み出す原因となるかもしれません。
精神疾患を患っている
人と関わりたくないと感じる原因として、社交不安障害（SAD）や回避性パーソナリティ障害（AVPD）、そして気分障害などの精神疾患が関係していることがあります。
あなたが生きづらいと感じる原因が、精神疾患であった場合できるだけ早く介入する必要があります。近くの精神科、心療内科に受診することをお勧めします。
しかし、中には病院に行くことに抵抗感があるという方もいらっしゃると思います。SNSやお悩み相談サービスなどを利用し、自分と同じ悩みを持つ人と交流したり、情報収集することでも生きづらさを解消できるのではないでしょうか。
めんどくさい人間関係が楽になるヒント
人と関わることに苦手意識を持つ人がどんなことに気を付ければ、人間関係をより気軽なものとして受け入れられるようになるのでしょうか？
率先して挨拶や笑顔で関係を築く
人との関係を築く上で、相手に居心地のよいところを感じてもらうことはとても重要です。明るく挨拶することや、笑顔で接することは、相手に良い印象を与えるアプローチと言えます。
明るさや笑顔で心地よさを演出し、相手にあなたから話しかけてもらえることが心地よいと感じてもらえるようにしましょう。
コミュニケーションの取り方を改善する
人間関係のトラブルの原因は、コミュニケーション不足やコミュニケーションの取り方によることが言われています。
自分が伝えたいことを正確に伝えるためには、言葉使いやトーン、姿勢などに気をつける必要があります。
否定的な言葉を使うことや悪口や陰口に同調することはトラブルの原因となるため、相手の話に対しては否定的な返答をせず、相手の意見に耳を傾けることが大切です。話し合いの機会を増やすこともトラブルの解決につながるため、積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。
相手と自分の価値観・ものの考え方について考察する
相手と自分の価値観やものの考え方を再確認することは、他者との対立を解決するために重要なことです。私たちは、主観的特性を持った生き物であるため、他者が考える視点を忘れがちです。
価値観や物事への見方は人それぞれであり、相手の視点を理解しなければ、良好な人間関係を築くことはできません。
人それぞれの見方・考え方を受け入れることで、相手側が持っている視点を理解できるようになり、対話の基盤を築くことができます。
相手を理解する
人間関係を改善するためには、相手をよく理解してあげることです。
相手が言葉だけでなく、どんな表情や仕草で感情を表しているかを観察しましょう。相手が何を求めているか、何に悩んでいるか理解することで問題を解決するためのアイデアが生まれます。
興味のある場所に足を運ぶ
関わりを持ちたいと思う人たちが多く集まっている場所に自分から出向くことは大切なポイントです。
上の人と関わりたくない人の心理・特徴4選で紹介したように、人と関わりたくないと感じる人は、自分に自信がないことが多いです。しかし、自分の好きな趣味や分野については話せるという方は少なくないのではないでしょうか？
今はSNSなどで気軽に人と関わることができます。SNSやコミュニティーなどの場所や手段を利用することで、交流したい人や仲間を見つけることができます。
交流の機会が増えることによって、新しい知識や情報を得ることができたり、自分自身の成長や意識の変化にも繋がるかもしれませんね。
人間関係を楽にしたいのなら
人と関わることはとても面倒くさくて、苦しくて、怖くて、、ネガティブな想像ばかりしてしまいますよね。
それでも、あなたが楽しかった時のことを思い出すとそこには必ずあなた以外の人がいたのではないでしょうか。
人は変わりたいと思えば、いつからでも変わることができます。逆に変わりたいとすら思わなければそのままなのです。
この記事を読んでくださったあなたなら、今から動き出せるはず。そう信じています。
