恋愛がうまくいかない…とお悩みの愛着障害のあなたへ。うまくいかないのは恋愛への依存が原因かもしれません。
大人の愛着障害は、幼少期の親子関係や養育環境の影響で形成され、大人からなっての人間関係、特に恋愛においてさまざまな問題を生じさせます。そんな愛着障害と恋愛依存との関係性について具体例を交えながら説明します。
愛着障害の種類と恋愛
愛着障害には主に「不安型」と「回避型」の2種類があります。
不安型の愛着障害
不安型の愛着障害の人は、他者との情緒的なつながりを求めるあまり、常に相手の顔色をうかがったり、見捨てられ不安を抱えたりする傾向があります。恋人に対して「常に愛され、関心を向けられること」を強く望み、過剰な愛情やつながりを求めがちで、恋愛依存状態になることも少なくありません。
その結果、恋人が浮気しないか不安になり、恋人に愛されているかどうか常に確認したいと感じてしまうのです。また、恋人が何をしているか気になるため、常に連絡を取りたいという欲求が強く、恋人と一緒にいないと落ち着かないことが多いです。
回避型の愛着障害
一方、回避型の愛着障害の人は、他者との距離を保とうとする傾向があります。
「甘えたいけど拒否されるのが怖い」という感情を抱えているので、恋人との関係を避けがちです。相手に対して感情を開示することが苦手であり、「傷つきたくない」「愛情表現が苦手」といった特徴を持っています。
そのため、恋愛が深まらない原因となり、結果的に孤独感が強まることがあります。付き合うことができたとしても「付きまとわれることが嫌い」や「束縛を嫌がる」といった傾向があり、一人の時間を好むことが多いです。
回避型の愛着障害の人と付き合う人は、寂しさを感じてしまうことが多いかもしれません。
不安型愛着障害の恋愛がうまくいかない理由
依存と過剰な期待
不安型愛着障害の人は、恋人に対して過剰な期待を抱きがちです。
例えば、恋人からの愛情表現が少ないと感じると、不満に感じて怒りや不安を感じやすくなります。また、「恋人が浮気しているのではないか」という疑念や「常に愛されているか確認したい」という強い欲求が生じ、恋人に対して不安定な行動を取ることがあります。
このような行動が原因で、恋愛関係が次第に悪化することが多いです。
感情のコントロールが難しい
不安型愛着障害の人は、不安や怒りを恋人にぶつけてしまうことが多いです。恋人の言動に過敏に反応してしまい、些細な会話の中にも怒りを感じてしまうのです。
また、恋人の行動を過剰にチェックしたり、常に愛されているのかを確認したりすることで、相手に負担をかけることが多くなってしまいます。
彼と喧嘩ばかりしていた私の話↓
自己肯定感の低さと依存の悪循環
不安型愛着障害の人は、自己肯定感が低いことが多いです。
「ありのままの自分は愛されない」という信念を持っているため、相手に尽くさないと愛してもらえないと感じることがあります。
そのため、恋人に対して無理をしてでも合わせる行動を取ることが多く、これが原因で心が満たされない状態に陥り、恋愛においても満足感を得るできません。
また、恋人からの愛情や行為に依存しやすく、相手に対する過剰な期待がエスカレートしがちです。
回避型愛着障害の恋愛がうまくいかない理由
距離をとろうとする
回避型愛着障害の人は、恋人との程よい距離感が保てないことが多く、親密な関係を避けようとします。また、自分の感情や考えることが少ないので、周囲から見ると何を考えているのか分かりにくく、関係が深まらないまま関係が終わってしまうことがよくあります。
恐怖心が大きい
回避型愛着障害の人は、甘えたいけど甘え方が分からなかったり、拒否されるのは怖いと感じており、その結果として、恋愛においても自分を守るために距離を置きます。
相手との関係を壊さないように距離を置くことが多いですが、これが相手にとっては不満を溜め込む原因となり、結果として関係が崩れてしまいます。
愛着障害を克服するためのステップ
愛着障害の人が恋愛がうまく行かない状態から抜け出し、健全な恋愛関係を築くためには、いくつかのステップが必要です。以下に、克服するための具体的な方法を紹介します。
自分自身の理解を深める
まずは愛着障害の人は自分自身の理解を深めることが重要です。
自分の愛着スタイルや恋愛における行動パターンを理解することで、恋人に対する過剰な期待や依存を減らすことができます。また、自己理解を深めることで、自分の行動の根本原因を探り、問題解決への第一歩を踏み出すことができます。
オープンなコミュニケーションを心がける
恋愛において、オープンなコミュニケーションはとても重要です。愛着障害の人は、気持ちを言葉にしていないことが多く、自分の気持ちも分からないという人も少なくありません。
自分の気持ちを伝えることは自分軸を作るという面でも重要ですし、自分の感情や考えを率直に伝えることで、恋人との信頼関係を築くことができ、恋愛関係がより安定します。また、相手に対して安心感を与えるための言葉を使うことも大切です。
境界線を明確にする
愛着障害の人が恋愛において無理をしないためには、恋人との境界線を明確にすることが必要です。自分にとってできることとできないことを明確にし、恋人と合意の上でお互いの境界線を設定することで、より健全な関係性を築くことができます。また、お互いの歩み寄れる部分と歩み寄れない部分を明確にすることで、無理のない関係を築くことができます。
自己肯定感を高める
自己肯定感を高めることも、愛着障害の人がうまくいかない恋愛から抜け出すための重要なステップです。自己肯定感が高まることで、ありのままの自分を受け入れることができ、相手に対して過度な期待をしなくなります。これにより、恋愛関係においても自信を持ち、より健全な関係を築くことが可能になります。
専門家のサポートを受ける
愛着障害による恋愛問題を根本的に解決するためには、専門家のサポートを受けることも効果的です。カウンセリングやセラピーを通じて、自分の問題を深く理解し、それに対処するための具体的な方法を学ぶことができます。また、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的に問題に対処できるようになります。
より良い恋愛関係を築くために
愛着障害の人が恋愛で抱える問題はたくさんありますが、適切な方法で克服することが可能です。自己理解を深め、オープンなコミュニケーションを心がけることで、恋人との関係を安定させることができます。
そこでお勧めしたいのが心理カウンセラーなどのプロのサポートを受けることです。心理カウンセラーであれば、愛着障害について理解があるため、踏み込みすぎずに客観的な視点でサポートすることができます。サポートの具体的な内容については下の記事をご確認ください。
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