もしかしてあなたも?燃え尽き症候群の原因と治し方とは

心理
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この頃、仕事や学業、生活で頑張りすぎて疲れが溜まっているという方も多いのではないでしょうか。その中で、燃え尽き症候群になっている方が増えていると言われています。

燃え尽き症候群とは一体どういったものなのでしょうか?

私自身も、看護師として働いていた時に燃え尽き症候群になりかけた経験があります。この記事では、燃え尽き症候群になる原因やその治し方について分かりやすく解説していきます。一緒にチェックしてみましょう!

燃え尽き症候群の原因とは

燃え尽き症候群は、忙しく働く人の病気として注目されています。

この病気には原因があり、自分がなりやすい要因を知ることで、病気を予防したり治療するための手立てを見つけることができます。

燃え尽き症候群が起こる原因について自分に当てはまるかどうか、一緒にチェックしてみましょう。

頑張りすぎたり、責任を感じやすい性格

燃え尽き症候群の最も一般的な原因の1つは、過労を感じたり、誰かに対する責任を感じすぎたりする性格を持っていることです。

このような人は、職場ではストイックな人として認知され、責任ある立場に配置されたり、キャパ以上の仕事を任されることがあります。責任感が強いことも相まって、仕事で無理をしたり、家族のために責任を感じたりしていると、すぐに燃え尽き症候群になる可能性があります。

自分が過労やプレッシャーを感じているのはなぜか、誰に責任を感じているのかを考え、可能であれば負担を軽くするような工夫をしていく必要があります。

バーンアウトしやすい環境

職場環境も燃え尽き症候群に大きく関わる要因の一つです。

現在の多くの職場は、期待や締め切りが常に変化し、休憩を取る暇もないような高圧的な職場であることが多いです。さらに、理不尽な上司がいたり、十分な評価がされないなども周囲に振り回される原因となります。このような職場では、働く人たちは職場の駒のように働かされていると感じる人も多いようです。

このように、休息や期待に応えることができない状態が続くと、働く人は過度な責任を感じたり過労を感じ、燃え尽き症候群になることがあります。

間違った適応方法

ストイックな性格をしている人が、バーンアウトしやすい環境に置かれると、自分ばかりに負荷をかけるような間違った適応方法をしてしまいがちです。

例えば、
・一つのことに集中して頑張りすぎる
・自分の限界を超えて無理に頑張りすぎてしまう
・人の評価を意識し、結果を期待しすぎる
・頑張っても評価してもらえないのは自分の頑張りが足りないせいだと思う

などの行動・思考をしていませんか?

閉鎖的な職場環境で毎日生活していると、自分を客観視できなくなり、自分が頑張らなければ誰もやってくれないからと自分に負担をかける思考・行動をしてしまうことが多いです。

燃え尽き症候群の症状とは

燃え尽き症候群になるとどんな症状がみられるのでしょうか?

燃え尽き症候群には初期症状から、治療が必要な急性期症状まであります。まずは、あなたがこれらの症状に当てはまっていないか確認してみてください。

・やる気が起きない
・朝起きられない
・人と関わりたくない・めんどくさいと感じる
・頑張っても自分がむなしく感じる
・自分が劣っているように感じる
・何か問題が起きると、自分の責任だと感じる
・お酒やたばこの量が増えた
・最近肩こりや頭痛がひどい
・眠れない
・以前のように誰かを思いやったり優しくすることが難しい

症状が悪化すると↓

・一つのことを考えようとしても、他のことが勝手に浮かび上がってきて考えがまとまらない
・文章を読んでも頭に入ってこない
・自分では不調とは思わないが、周囲の人から休んだほうがいいと言われる
・休みの日でも仕事のことばかり考えてしまい、心から休息が取れない


これらの症状に当てはまった場合は、燃え尽き症候群の初期、または急性期状態の可能性がありますので、医療機関への受診をお勧めします。


燃え尽き症候群になる前に取るべき予防策

これまで、燃え尽き症候群になる原因、その症状について紹介してきました。

ここからは燃え尽き症候群にならないための予防方法についてご紹介していきます。

ストレス発散法を持つこと

まずはストレスを溜めないことが第一の予防法になります。職場であれば、同じ立場にいる人と悩みを共有したり、時には愚痴を聞いてもらうことも必要になるでしょう。

また、あなたが好きなことに費やす時間を意識的にとってみてください。休日は体を休めることも大切ですが、心を休めることに使っていきましょう。

特に、リフレッシュできる運動、精神統一できる瞑想やヨガなどは、すぐに効果が出るというわけではありませんが、継続することによって毎日に充実感を与えてくれます。

十分な睡眠をとること

睡眠不足は燃え尽き症候群の主な原因となるため、それを避けるために十分な睡眠をとることが重要です。必要な睡眠時間は人それぞれなので、自分にとって最適な睡眠時間を見つけましょう。

できれば毎晩同じ時間に就寝し、寝る前にはカフェインとアルコールの摂取を制限するようにしましょう。

人との境界線をつくること

理想的な人間関係とは、win-winな関係であることだとよく言われますよね。

私の考えるwin-winな関係とは、互いに良い影響を与え合う、かといって不必要な時間やエネルギーを奪われない関係と考えています。

そんな関係性になるためには、他人との境界線を明確にすることが重要です。

まずは自分がどれだけの時間とエネルギーを他人に捧げているかを自覚し、自分の欲求が満たされているかどうかを確認していきましょう。

そして、時間やエネルギーを奪い、奪われないためにどんなコミュニケーションが必要なのか。詳しくは下の記事↓で解説していますので、ぜひ確認してみてください。

燃え尽き症候群の治し方とは

もしもあなたが燃え尽き症候群になりかけていたら、すぐに対処する必要があります。

すぐに試してみましょう!

十分な休息・睡眠をとる

人間にとって睡眠は心と体の休息のために最も重要なものです。

燃え尽き症候群の予防策と同様に、質の良い睡眠をとることを意識してみてください。

考え方を変える

ストイックな人は、使命感や責任感を感じやすく、また何に対しても思い入れが強い傾向があります。このような傾向は悪いことではありませんが、必要以上に自分を責めてしまうことがあるので注意が必要です。

あなたは、無意識に「~すべきである」「~しないといけない」と考えたり、口に出して言ったりしてはいませんか?このような思考は、ストレスを高める可能性があります。

なかなか自分では、思考の癖に気づきにくいものです。

自分の思考に偏りがないか不安になったときは、人に悩みや自分の考えについて話してみることをお勧めします。友人や家族などに「私はこんなことを思っている」ということを話してみましょう。

もしも、悩みやマイナスなことについて話しにくい、自分の話を聴いてくれる人がいないなどの場合は、カウンセラーを頼ってみることも一つの手です。

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医療機関へ受診する

「燃え尽き症候群の症状」の項目で急性期の症状に当てはまった方は、かなり進行していると思われます。自分だけでなんとかしようとせず、医療機関に受診し、治療を受けてください

燃え尽き症候群になると、自分に不安を感じたり、焦燥感が強くなったりすることが多いです。その結果、自分を責めることが多くなりうつ状態になることも珍しくありません。早めに対処することで、早く回復することができます。

一番大切なのはあなたの健康

職場で自分の成長のために努力している人、家族との時間を犠牲にしてまで仕事を頑張っている人、簡単にできることではありません。努力を続けるあなたは素晴らしいです。

しかし、あなたが心を病み、健康を害してしまってはあなたの大切なこれからの人生がもったいないです。この記事を機に、仕事や人との付き合い方を改めてみませんか。