毒親の原因は発達障害だった?チェックすべき点とは

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近年SNS等で「毒親」という言葉が広く知られるようになったことで、自身の親の教育や幼少期の養育環境について振り返る人が増えました。

その中で今回は毒親になってしまった親の原因に焦点をあて、発達障害の視点から親子関係を確認してみようと思います。

あなたの両親はどんな人ですか?発達障害に該当するのかチェックしてみてくださいね。

毒親とは?

毒親とは、子どもに対して身体的・精神的な虐待や、ネグレクト、感情的に支配する行動を繰り返す親のことを言います。

この感情的な支配とは、過干渉や過保護によって子供の自己肯定感を傷つけることも含まれています。

毒親による過干渉の例には以下のようなものがあります。

・友人関係の制限をする
・子どもが嫌がっている習い事などを強制する
・子どもが話す前に話し出したり、話を遮ったりする
・子どもが選んだ進路を尊重しない
・問題点を指摘してばかりで褒めることがない

また、過保護の例には以下のようなものがあります。

・子どもが苦手なことに手出し・口出しをして失敗させないようにする
・子どもの行動に先回りして、困らないように手助けする
・子どもが望んでいないにもかかわらず、アドバイスをする
・何でも好きなものを買ってあげる

個人差があるため、過干渉・過保護のどちらかが強い親やその両方を子供にしてしまう親もいます。

このように支配的な親の元で育つと、子どもは自信を無くしてしまったり、不安や緊張を感じやすい特性を持ったりしてしまいます。

毒親を持つ子供の特徴は以下の記事で解説していますので、あなたが当てはまるか確認してみてください。

毒親の原因が発達障害かチェックしよう

あなたの親が毒親に当てはまった場合、発達障害である可能性も考えなければなりません

ここからは発達障害の説明と毒親との関係についてご説明していきます。

発達障害の種類と特徴

発達障害とは主にASDADHDLDの3つの障害のことを指します。以下はそれぞれの特徴をご紹介しています。

ASD(自閉スペクトラム症)の特徴

ASDには対人関係の苦手さ、想像力・こだわりの強さなどの特徴があります。

臨機応変な対人関係の苦手さ
・言葉をそのままの意味で受け取る
・気持ちを汲み取ることが苦手
・言語化することが苦手なので自分の考えを主張することに抵抗を感じる
・極端・融通が利かないことで周囲とうまくやれない

想像力・こだわりの特性
・見通しが立たないことへの不安感が強い
・興味のあることとないことへの差が大きい
・白黒思考になりがち
・何度も同じことを思い出したり考える
・感覚過敏のため神経質だと言われる

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴

ADHDには不注意・多動性・衝動性の他に、ワーキングメモリーが不十分であることなどの特徴があります。

不注意・多動性・衝動性
・不注意
・落ち着きがない
・衝動的な行動・暴力や暴言

ワーキングメモリー(情報の一時保管・処理・判断・削除)が十分ではない
・情報の一時保管が苦手なのでマルチタスクや段取りを立てることが苦手
・情報の処理・判断が苦手なので会話の要点が分からず受け答えがずれる
・情報の削除が苦手なので切り替えができない

LDの特徴

LDには、知的障害はないけれど一つのこと(読み書き、計算、忘れ物など)だけができないという特性があります。

発達障害の特性の強さ

発達障害の特性の強さは人それぞれです。

例えば同じASDと診断された人の中にも融通の利かなさをほとんど感じさせない人もいますし、相手の気持ちに気づきやすい人もいます。

上で紹介した特徴はあくまでも基準ですのでご了承ください。

発達障害と毒親

発達障害の特徴を親が持っている場合、子どもに対して安定した愛情を与えることができない可能性があります。ASDを例にご紹介します。

【例】

親がASDで他人の気持ちを汲み取ることが苦手であったり、言葉をそのままの意味で捉えたりする特性を持っていたとしましょう。

ASD気質の親は子どもの不安な気持ちや悲しい気持ちを汲み取ることができず、共感的な態度を取れなかったり押しつけがましくなってしまったりする可能性があります。

このような対応をされた子供は「自分の感情は否定されるものだ」「否定されるくらいなら主張しないほうがいい」と誤った認識をしてしまうのです。

結果、自分自身を愛せなかったり、対人関係に消極的な人になってしまいます

親は子へ愛情をもって接しているつもりでもその愛が伝わらないというのは悲しいことです。

発達障害の親と子の苦しさ

発達障害は通常、先天的な脳の障害によってさまざまな症状がみられるのですが、

最近の研究で後天的に心や身体に傷を受けることで発達障害のような症状が現れることあるということが分かっています。

子ども本人が発達障害ではない場合でも、発達障害の親のいる家庭では自分を理解してもらえなかったり否定されるような対応をされて大きなストレスを感じながら育つと、発達障害と判別がつかないような症状を引き起こしてしまう可能性があるのというのです。

しかし、発達障害の親とその影響についてはまだまだ医学でもわかっていないことが多いため、一つの可能性として考えておく必要があります。

毒親を客観的に見る重要性

この記事では、毒親の原因は発達障害かもしれないという視点で両者の関係性について解説しました。

親が子供に安定した愛情を与えられない、または与えない原因は様々ではありますが、発達障害の特性を持っていることで愛を与えているつもりでもうまくいかない場合があります。

親について理解することは、愛着障害やアダルトチルドレンの克服に大きな意味を持っていますので、あなたも親について考えてみてはいかがでしょうか。

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