喧嘩の多いカップルが理解し合うためのコミュニケーションガイド

心理
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どんなに愛し合うカップルでも、時に衝突してしまうことってありますよね。

衝突の原因は様々ありますが、そのほとんどが男女の特性が異なるために起こります。言葉の受け取り方や行動に対する期待などにズレが生じると、コミュニケーションがうまくいかないことがあるのです。

本記事では、よりよい関係性を目指すカップルや夫婦に向けてお互いに理解し合うためのコミュニケーションのポイントをご紹介します。

カップルが理解し合えるようになれば、より幸せな関係を築くことができるはずです。

カップルに起こりやすい喧嘩の理由 5選

「お互い大好きだけど、最近喧嘩が増えた」というカップルや夫婦は多いのではないでしょうか。

カップル間で起こりやすい衝突について、具体的な例を5つ挙げます。

意見の対立

カップルや夫婦間で意見の対立が発生することがありますよね。

なにか重要な決断をするときはもちろん、「どこに行くか」「何を食べるか」等の日常の何でもない会話の中にも対立が生じることもあります。

二人の間での対立は、関係性を悪化させるだけでなく、生産的な意見交換の妨げにもなります。

しかし、対立が生じること自体は避けられないものです。それでも、対立にうまく対処することで、より良い関係を築くことができるようになります。

信頼問題

信頼問題は、特に長期的なカップル間でよく問題になっていることです。

二者間で関係性をうまくやっていくために必要な信頼と誠実さは、どんな関係でも非常に重要です。

特に、恋愛関係では信頼が不足することで、不安や疑いが生まれ、相手を疑ったり、拒絶する傾向にあります。

信頼問題の背景には、過去の経験や幼少期の人との関わりが原因で起こっている場合があります。

たとえば、親からの精神的・肉体的虐待だけでなく過保護に育てられた、親に認められたことが少ないなどの環境で育つと、大人になっても他人を信頼できなくなる傾向にあります。

自尊心が低い、愛されるに値しないと感じていると、人と親密になってもなかなか相手を信頼できないのです。

また幼少期の環境だけでなく、大人になる段階で大切な人の死や裏切りなど衝撃的な経験をすると、信頼することが難しくなります。

お金に関する意見の相違

カップルが長い関係を維持する上で、お金に関することは問題になりやすいです。

結婚や同棲を始めると、パートナーが持っている貯蓄の額、現在受け取っている収入、将来の貯蓄や投資の目標など、これまで個人の問題としていたことが二人の問題になっていきます。

そのため、金銭面での価値観が大きく異なる場合、将来パートナー同士でどうお金を管理するかを話し合うことが重要です。

買い物や食事の支払い方はもちろん、お互いの衣服や趣味にかける費用、家の家具や装飾などについても話し合いが必要です。

さらに、結婚式や新居の購入、子供の教育、老後の生活費や貯蓄など、お金に関する未来の目標や計画はパートナー同士で共有する必要があります。

時間の使い方

互いに忙しく二人の時間が不足している場合や負担がどちらかに偏っている場合、衝突の原因になってしまうことがあります。

相手の仕事やスケジュールを理解し、家事の配分などを決めていく必要があります。誤解が生じないよう、通話やメールをうまく使いながら尊重した関係性を気づいていきたいものですよね。

子育てのやり方

子育ては夫婦間で共有するべき課題ですが、時にどちらかの意見が強くなりバランスが取れなくなってしまうことがあります。

共働き夫婦の場合、家事や育児の分担について話し合い、協力体制を築くことが大切です。内閣府による調査では、育児の時間や負担割合は妻の方が多く、家事も同様に妻の方が多くなっています。

2人の問題を片方だけの問題にしないよう、夫婦の間でのコミュニケーションが欠かさず行い、どちらかに身体的・心理的負担が偏っていないかチェックしましょう。

また、子育てに関しては、疲れた時や気分が落ち込んだ時に、パートナーと共有することで気持ちが楽になるという研究結果もあります。一緒に子育てに取り組むパートナーとして信頼し、一緒に協力していきたいものですよね。

なぜカップルで喧嘩が起こるのか

なぜ愛するパートナーと衝突してしまうのでしょうか?

もしかしたら、コミュニケーション方法に問題があるかもしれません。

コミュニケーション不足

ここまでカップルに起こりやすい衝突事例を紹介してきましたが、これらに共通していることは「話し合いができていない」=「コミュニケーションが十分に取れていない」ことによる衝突です。

どんなに愛し合っているカップルでも、互いに育った環境が違えば、持っている価値観はもちろん違うでしょう。

コミュニケーションが不十分だと、お互いの要望や気持ちを十分に伝えることができず、誤解を招きやすくなります。

また、自分の気持ちを無理に抑え込むことで、感情を爆発させてしまったりすることも珍しくありません。

こうなってしまうと、カップルの関係に嫌悪感が芽生え、ついには別れに至ることもあります。

このように、コミュニケーション不足はカップルにとって致命的な問題となります。

コミュニケーション方法の違い

カップル間のコミュニケーションでの衝突には、男女間の根本的な違いが大きな要因となります。

これは、女性の脳が言葉による作業を得意とするのに対し、男性の脳は行動や論理的な問題解決を考えることを得意とするという違いです。

一般的に、女性は複雑な話題や感情についてより深い会話をする傾向があり、男性は一般的に論理的な事実に焦点を当て、その会話は簡潔で要領を得たものになることがあります。

これは、カップルがコミュニケーションを取ろうとしているときにフラストレーションにつながる可能性があり、この違いを理解することが解決への手立てになります。

男性は政治的な話を重視し、議論することを好みますが、女性は人間関係を重視し、共通の解決策に向かうことが多いという研究結果があります。

また、女性は男性よりも自分の考えや感情を表現する傾向があり、コミュニケーションを絆の形として捉えることが多いことが分かっています。

このような違いは、お互いが必要な努力と理解をしなければ、衝突につながる可能性があります。

男女ともに妥協せず、相手の話をよく聞き、相手のことをよく考えて発言することが大切です。そうすることで、お互いの意見を聞くことができ、不和を解消することができます。

喧嘩しがちなカップルに必要なコミュニケーション

カップル間で十分なコミュニケーションを行っていくためには、お互いの意見を尊重した会話を心がけることが大切です。

ここからは、カップルに重点を置いたコミュニケーションの取り方について紹介していきます。

相手の話を聴くこと

パートナーの気持ちを理解するためには、まずはじっくり聴いてあげることが大切です。

もしもあなたが相手が話している時に、スマートフォンやテレビなどを見ているなら「話を聴いていない」と行動で表しているようなものです。相手の方に体を向け、目を合わせながら話を聴くようにしましょう。

また、相手の言葉や主張の意味がわからなければ、その場で何度も尋ねることで誤解を避けることができます。 

あなたは、パートナーの話を聞いたつもりになっていませんか?

「聴く」ことは、話すことよりも断然難しいのです。

聞く技術には「受容」「共感」「自己一致」の要素があります。これらを実践することで、あなたは「パートナーとなんでも話し合える関係」になるはずです。

ポジティブな返答

コミュニケーションは相互作用ですので、相手に対してポジティブな返答を行うことでより良い関係性を築くことができます。

例えば、「本当に良かったね」「君は今日、素敵だね」といった感情を共有する言葉を投げかけることで慰めや励ましにもつながります。また、相手を励ますとともに、相手自身のポジティブな気持ちを引き出すこともできます。こうした言葉は、プラスの気持ちを伝えることができ、良好な関係を築く上で欠かせない要素です。

ポジティブな言葉が能力を発揮するのは、特にどちらかが失敗しショックを受けている場面です。

デートの時に、パートナーに持ってきてほしいと頼んでいた傘を忘れてきてしまった。ここでパートナーを責めるのは何の解決にもなりません。

失敗した相手には、「私も○○すればよかったね」「気づいてあげればよかった」などの共感を示しつつも「自分にもできることがあったね」という思いを伝えることで二人の絆が深まっていきます。

ぜひ、試してみてください!

女性は言葉を裏読みしすぎないように

健全なコミュニケーションのためには、お互いの意見や気持ちを尊重すること、そして言葉を深読みしないことが大切です。

女性は特にその傾向が強いため、会話の内容を深読みすることで関係性を悪化させてしまうリスクがあります。

男性の「おかずこれだけ?」に怒りを感じたことのある女性は多いのではないでしょうか?

女性の多くは、このセリフを言われたときに「おかずこれしかないの?もっと作ってよ。」という解釈をしてしまいます。

しかし、男性側の意図はそうではないことが多いです。大抵「おかずこれだけ?(これでご飯を全部食べ切ればいいんだよね?)」というスペック確認なのです。

男性の多くは問題解決型。「足りなかったらキムチもあるよ。」と言えばいいのです。

男性はアドバイスはほどほどに

自分の意見を相手に伝えることは必ずしも悪いことではありませんが、自分の意見を言い過ぎたりすると、パートナーを疎外することになりかねません。

女性は人の気持ちを理解し、相手の感情に敏感であるため、共感されることで満たされると感じることが多いです。

女性が相談をする場合や話をする場合は、ほとんど「共感」を求めています。共感を求めている人に、自分の意見や正論をぶつけるとどうなるでしょうか?きっとその人はあなたに心を開かなくなります

では、パートナーの話にどんな言葉かけをすれば共感を示すことができるのか?

なにか自分の意見を言う前に、「いいね」や「よかったね」という一言を入れてみてください!

ほんの少しの工夫ですが、この一言でパートナーは「受け入れてくれた」と感じるはずです。

カップルの長続きの秘訣はコミュニケーション

この記事では、男女カップルが理解しあうためのコミュニケーション方法をご紹介しました。

男女の違いによる誤解やコミュニケーション不足が、カップルの衝突を招くリスクがあること知っていただけましたか?

カップルがお互いに理解しあうためには、相手が感じることや求めることを理解することが重要です。

あなたがお互いを理解しあえる関係性になり、互いに最高だと思えるパートナーになれることを願っています。

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