職場の人間関係を良好に保つためには、コミュニケーションは欠かせないものです。
しかし、コミュニケーションの重要性を理解していながらも、会話が苦手で悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで今回は、職場でのコミュニケーションが苦手な方へ対処法についてご紹介します。
ぜひ自分自身のコミュニケーションスキルの向上に役立ててみてくださいね。
職場でのコミュニケーションが苦手な人の特徴 3選
職場でのコミュニケーションが苦手だと感じる人の特徴とはどんなものがあるのでしょうか?
大きく3つに分けてご紹介していきます。
社交的な場面で不安を感じやすい
職場にはさまざまな社交的な場面があります。例えば、職場内でのたわいのない話やランチ、飲み会、パーティーなどが挙げられます。
しかし、コミュニケーションが苦手な人は、こうした場面で不安を感じてしまいます。人前で話すことや他の人との会話が苦手で「自分が浮いてしまうのではないか」「嫌われるのではないか」という不安を感じるのです。
自分をうまく表現できない
コミュニケーションが苦手な人は、自分の意見を主張することが苦手な傾向があります。
他人と意見を交換したり、自分の考えを述べることが苦手で、何も言わずにランチの時間などを過ごしてしまうことも少なくありません。
自分を主張できない原因は、自信がなかったり、ネガティブな考えに陥りやすいことにあります。
繊細な感受性を持っている
コミュニケーションが苦手な人は、繊細な感受性を持っていることで他人に気を使いすぎてしまう特徴を持っています。
最近では、「HSP=繊細さん」と呼ばれる人たちがこれに当てはまります。繊細な感受性を持っていることで他者の感情や考えに共感することができ、これをうまく利用できる人は共感力の高い人として人間関係で重宝される存在になることでしょう。
しかし、逆に感受性が高すぎると他人の意見や批判に敏感になりすぎてしまいます。このような人は、他の人からの意見や批判を受け入れることが難しく、自分を守るためにコミュニケーションを避ける原因になってしまうのです。
職場でのコミュニケーション能力を向上させるための方法4選
ではコミュニケーション能力を向上させ、職場での人間関係を良好なものにするためにはどんなことが必要なのでしょうか?
コミュニケーションへの苦手意識を克服する
コミュニケーションをするときにあなたはどんな感情になりますか?もしも「話したくないな」「嫌だな」「帰りたいな」このようなネガティブな感情が出てきたなら、 なぜそのように感じたのかを分析していきましょう。
「なぜコミュニケーションへの苦手意識があるのか」を自分で知っておかなければ、改善することはできません。
では、実際にどのように分析していくのか例を元に解説します。
Aさんは職場でのランチタイムが苦痛で仕方がありませんでした。Aさんの職場では、職場のデスクで同僚と雑談しながら食事をするのが通例になっており、雑談が苦手だと感じるAさんにとっては気を休めることができない時間でした。
ランチタイムは同僚の聞き役に徹し、相槌や表情に気を配りながら食事をするため、気が抜けません。
Aさんはランチタイムでの雑談は同僚とのコミュニケーションとして必要なものだと感じていましたが、自信の雑談への苦手意識から、「もっと気軽に人と話したい」と思うようになりました。
Aさんのように、雑談の重要性を感じつつも自身の雑談への苦手意識から他者とのコミュニケーションを避けてしまう人がいるのではないでしょうか。
Aさんは、同僚との雑談の際に「気が抜けない感じ」がしていますが、その原因を考えていくと自分がどういう振る舞いをしなければいけないのか=すべき思考に囚われているからだと分かりました。Aさんは”人の話は目を見て聞かなければいけない” ”人の話は遮ってはいけない” など、自分自身の振る舞いについて制限をかけている可能性があります。
本来、会話は自由に意見を交換するものであり、そこに制限はないはずです。しかし、人は幼少期からの成長過程において会話の方法や人との関わり方について学び、それを定着させます。
Aさんはすべき思考によって、自分の行動に制限をかけることによって会話を難しいものだと思うようになってしまいました。これはとても勿体ないことですよね。
このように自分の価値観(ここではすべき思考)を知ることによって、なぜ会話に苦手意識を感じるのかを明らかにすることができ、改善することにつながります。
しかし、自分の価値観を探ることは自分一人ではかなり難しい作業です。そのためプロに頼るのも一つの手です。心理カウンセリングでは、プロの心理カウンセラーに話を聞いて貰いながら自己分析することができるので、かなりおすすめです。
私も自己分析のできるカウンセリングをしています。興味のある方は、公式ラインから無料30分相談を体験してみてください。毎月10名様限定です!
職場の人間関係を把握する
あなたの職場にはどんな人がいますか?
同じ「人」の中にもタイプは様々で、コミュニケーション方法や人間関係も様々です。一人でいたい人やおしゃべりな人、人と一緒にいないと不安な人、怒りがちな人。
周りの人たちを観察してみましょう。もしかしたら、自分と同じようにコミュニケーションに困っている人やタイプが似ている人がいるかもしれません。
あなたが職場の人間関係に困っているなら、同じようなタイプの人と仲良くなるのもいいかもしれません。無理に頑張って疲れを感じる必要はありませんから。
コミュニケーション能力が高い人のまねをする
もしも、コミュニケーション能力を高めたいと思っているなら、コミュニケーション能力が高い人のまねをしてみましょう。
会話時の視線や表情、立ち振る舞いなど、学ぶことができるところはたくさんあります。
自分のコミュニケーション方法と何が違うのか、そして実践することで他者の反応がどのように変化するのかを確認することは意外と楽しいかもしれません。
また、コミュニケーション能力が高い人は心理学の知識を活用していることがあります。相手へ好印象を与えるような振る舞い方や相手の感情を捉える方法など、心理学の情報はネット上にもあふれていますので、参考にしてみるといいかもしれません。
コミュニケーション能力を向上させるトレーニングを実践する
周囲のコミュニケーション能力が高い人のまねをすることよりも効果的なのが、プロのコーチングを受けることです。コミュニケーションの基本から、場面ごとの応用など、様々な場面に対応した会話術やふるまい方を学び、身に付けることができます。
コーチングについて気になる方は、少し調べてみるとオンラインで開講しているものもありますので、無料体験などを利用してみるといいかもしれません。
コミュニケーション能力を向上させて職場ストレス解消
この記事では、職場でのコミュニケーションが苦手と感じる方の対処法についてご紹介しました。
コミュニケーションの重要性を理解しているけれどどう行動すればよいかわからないという方が、自分自身のコミュニケーションについて振り返り、克服するきっかけになれば嬉しいです。
私自身もコミュニケーション能力が高いとは言えませんが、日々の人間関係の中で失敗し、学び、成長することを継続していきたいと思います。