「人に頼れない」長女が、甘え上手になって仕事も人生も10倍ラクになった話

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「どうして私は、こんなに人に頼るのが下手なんだろう……」

仕事でもプライベートでも、限界まで一人で抱え込んでパンクしてしまう。 なのに、要領よく人に甘えている同僚を見ると、激しいイライラや「こんなことも分からないの?」という見下す気持ちが湧き出てしまう……。

もしそんな自分に嫌気がさしているなら、少しだけ聞いてください。

かつての私もまったく同じでした。職場で一人、震えるような不安と戦いながら「絶対に人に頼ってたまるか」と心を閉ざしていたのです。

当時は「大人なんだから、しっかりしなきゃ」と思っていました。でも、本当の理由は違ったのです。私が人を頼れなかったのは、性格のせいではなく、幼い頃にかけられた「親の呪い」、そして心に潜む「愛着の問題」のせいでした。

今回は、そんな頑なだった私が、ある出来事をきっかけに「親の呪縛」から解放され、甘え上手になって仕事も人生も10倍ラクになった実話をお話しします。

限界まで抱え込んでいた、かつての私

「これ、お願いしていい?」 職場で同僚たちが気軽に助け合っている姿を、私はいつも少し離れた場所から、羨ましさと、かすかな恐怖が混ざった目で見つめていました。

かつての私は、絵に描いたような「頼れない長女」でした。 仕事が山積みで、頭がパンクしそうになっていても、周りに「助けて」の一言が言えない。定時を過ぎ、職場で一人、パソコンの画面を見つめながら「なんで私だけこんなに要領が悪いんだろう」と。

当時の私は、人に甘えることを「自分が無能である証拠」であり、「恥べきこと」だと思い込んでいたのです。

それだけではありません。当時の私は、誰かに何かを頼まれると、心の中で「え、こんなことも分からないの?」と、相手を少し見下してしまう嫌な一面も持っていました。私にとって人に頼られることは、自分の時間やエネルギーを「奪われること」。自分が限界まで我慢して生きているからこそ、他人の甘えが許せなかったのです。

この「異常なまでの自立心」と「他人への警戒心」実はこれこそが、私の心に潜んでいた『愛着の問題(心の安全基地の不足)』のサインだったのですが、当時の私は知る由もありませんでした。

私を縛り付けていた、親の教育

なぜ、そこまで頑なに人を頼れず、他人の甘えに攻撃的になってしまったのか。 理由は、幼少期から刷り込まれてきた「親の教え」にありました。

我が家は教育に厳しく、特に母親からはこう言われて育ちました。 「無知は恥よ。大人になってから何も知らないのは恥ずかしいことだから、子どものうちに何でも聞いて、できるようになりなさい」

子どもにとって、親は絶対的な存在です。生殺与奪の権を握られているからこそ、子どもは「親の言う通りにしなければ生きていけない」ということを本能で知っています。

特に、親に反抗することなく「良い子」のまま大人になった人は、この親の絶対性に疑問を持つ機会を奪われたままになります。私もそうでした。いわゆる「反抗期」がなかった私は、親の言葉を神聖な法律のように守り、誰にも迷惑をかけない完璧な自立を目指して、自分を追い込み続けてしまったのです。

実家で起きた、呆気ない「裏切り」

そんな私が、長年縛られてきた「親の呪い」から解放される瞬間は、あまりにも突然に、そして呆気なく訪れました。

ある日、久しぶりに実家に帰省したときのことです。 居間でくつろいでいると、母がスマホを片手に「ねえ、これどうやって使うの?」「パソコンの画面が消えちゃったんだけど、見て」と、何度も何度も私に聞いてきたのです。

その姿を見た瞬間、私の中で何かがパチンと弾けました。

(え……? あの時の言葉は、一体何だったの?) (知らないって、恥ずかしいことじゃなかったの?)

幼い私にあれほど厳しく「無知は恥」だと叩き込み、誰にも頼れない苦しい大人に仕立て上げた張本人が、目の前で悪びれもせず、他人に頼りまくっている。

猛烈な裏切られた気分と同時に、急激に虚しさが押し寄せてきました。 母はきっと、自分が放った言葉を律義に守り続け、誰にも頼れずにオフィスで一人震えていた私の苦しさなんて、1ミリも知らない。なんて無責任なんだろう、と。

でも、その虚しさがピークに達した瞬間、不思議な解放感が訪れました。

「……あぁ、なんだ。すごくどうでもいいや」

母の教育の矛盾を見つけた瞬間、私を縛っていた重い鎖が、音を立てて崩れ落ちていきました。親の言葉は絶対的な正解なんかじゃない。ただの、一人の不完全な人間の「その場のセリフ」に過ぎなかったんだ、と腑に落ちたのです。

「甘え」の定義がひっくり返った日

親という存在を一度疑い、「親もただの一人の未熟な人間なんだ」と客観的に知ることができたとき、私の世界はガラリと変わりました。

それまで敵視していた「甘えている人たち」を観察するうちに、ある重要な事実に気がついたのです。甘えている人は、決して弱い人でも、無能な人でもありませんでした。 人に教えてもらう、人を頼るということは、「その人がこれまで培ってきた知恵や経験を、優しく分けてもらうこと」だったのです。

先人たちだって、そうやって知恵をバトンタッチして生きてきた。それを私一人が「罪だ、悪だ」と抱え込んでいたことの方が、よっぽどおかしなことだったのだと気づきました。

不思議なことに、自分が人に頼れるようになってからは、誰かに頼られることへの嫌悪感も綺麗に消えていきました。「奪われる」という感覚はなくなり、お互いの知恵をシェアし合っているだけだと思えるようになったのです。

あなたを縛る「生きづらさの正体」

あなたは大人になった今でも、親の決定に口が出せなかったり、親の前に行くと緊張して対等に接することができなかったりしませんか?

「人に頼れない」「甘え方がわからない」「頼ってくる人にイライラする」 もしあなたが、かつての私と同じような苦しさを抱えているなら、それはあなたの性格の問題ではありません。幼少期の親との関係の中で作られた『愛着タイプ(不安型・恐れ回避型など)』が原因かもしれません。

かつての私がそうだったように、自覚がないまま「生きづらさのループ」にハマっている大人はとても多いのです。親を「一人の不完全な人間」として冷めた目で見て、自分の心を守るマイルールを書き換えていくこと。それが、あなたの人生を取り戻す第一歩になります。

「もしかして、私のこの苦しみも愛着に関係があるのかな?」 そう思った方は、まず自分がどのタイプに当てはまるのか、以下のチェックテストで確認してみてください。

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「無理して大人にならなくてもいい」「何を感じても、何を考えてもいい」自身の愛着障害の克服経験を活かして、生きづらさに寄り添います。カウンセリング者数160名突破。話しやすさ・共感力を褒められる心理カウンセラー。元看護師。

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