現代社会では、オンラインカウンセリングを受けることが一般的になってきています。
しかし、カウンセリングを受けたことのない方がカウンセリングを体験するとなると、たくさんの不安があるかと思います。
そこで今回は、オンラインカウンセリングを上手に活用するためのコツをご紹介します。
ぜひこの記事を読んで、オンラインカウンセリングをうまく活用してみてください。
オンラインカウンセリングとは？
オンラインカウンセリングは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの媒体から利用できるカウンセリングのことを指します。
これまでのカウンセリングというと、精神科や心療内科などのカウンセリングルームで行われることが一般的でしたが、コロナウイルス感染拡大に伴い、オンライン上でのカウンセリングが人気になってきました。
実際に対面でカウンセリングする場合と比べてわざわざカウンセリングルームに足を運ぶ必要がないため、交通料なしで、しかもタイムリーにカウンセリングを受けることができるのが、オンラインカウンセリングの魅力です。
オンラインカウンセリングは信頼できる？
オンラインカウンセリングが普及するにつれ、その信頼性を判断することが難しくなっています。
しかし、オンラインカウンセリングの信頼性を評価する際には、いくつかの要素を押さえておけば心配ありません。
心理カウンセラーの資格
まず、心理カウンセラーの資格を調べる必要があります。
「心理カウンセラー」という資格はありませんが、心理にかかわる国家資格に「公認心理士」というものがあります。
また、民間資格として臨床心理士やオンラインスクールで取れる資格があります。
国家資格である公認心理士を持っている心理カウンセラーの信用度はやはり高いです。しかし、資格だけで心理カウンセラーを判断するのも難しいところです。
心理カウンセラーの経歴
カウンセリングサービスを提供する、心理カウンセラーの経歴、評判を調べたりすることも重要です。
心理カウンセラーの中には、様々な経歴を持った人がいます。
例えば、私の場合、心理カウンセラーを名乗る前まで看護師として整形病棟で働いていました。
自身の人間関係に関する悩みや、患者さんと関わる中で生まれた「体だけでなく、心も健康にしたい」という思いから、心理カウンセラーになることを決めました。
あなたが心理カウンセラーを見つける時には、心理カウンセラーの経歴やどんな信念を持っているのかを比較しながら探してみるといいかもしれませんね。
カウンセリングは、心理カウンセラーへの信頼度がカウンセリングそのものへ大きく影響しますので、心理カウンセラー選びは妥協しないようにしましょう。
心理カウンセラーの中には無料体験を実施している人もいます。利用して相性を確かめるのもいいかもしれませんね。
心理カウンセラーの評判
心理カウンセラーのレビューを見ることはよい心理カウンセラーに出会うためには重要なことです。
お客様にとって有益な治療を提供してきたカウンセラーには、きっとお客様からの賞賛に値するレビューが記録されているはずですよね。
過去の評価を確認することで、サービスの信頼性を確かめることができます。
オンラインカウンセリングの経験値
心理カウンセラーがオンラインカウンセリングを実践するために費やした時間の長さも重要です。
ここで重要なのが、対面のカウンセリング経験が長いカウンセラーの場合でも、オンラインカウンセリングの経験が短い場合があるので確認しておきましょう。
対面のカウンセリングでは、お客様の表情だけでなく体全体を見ることができるので、カウンセラー側からするとお客様の情報をとらえやすいです。しかし、オンラインカウンセリングの場合、確認できても肩より上だけの情報です。
そのため、カウンセラーがオンラインに慣れていないと質の高いカウンセリングを提供できない場合もあるでしょう。
つまり、オンライン環境でのカウンセリングに慣れており、カウンセリングの経験値があるカウンセラーを見つけることで、質の高いサービスを受けることができます。
オンラインカウンセリングを最大限に活用するための4つのヒント
カウンセリングを利用するからには、最大限に利用していきたいですよね。
オンラインカウンセリングを効果的にするためのヒントをご紹介します。
快適な環境を作る
オンラインカウンセリングをより良いものにするためには、快適で過ごしやすい環境を作ることが重要です。
照明が十分で、室温が快適、騒音が少ないことを確認しましょう。
あなた自身が気が散るようなものはその場から取り除き、カウンセリングに参加することを家庭内の人に知らせるなど静かな空間を作りましょう。
カウンセリングに集中できる環境で臨むことで、心理カウンセラーと質の高い会話をすることができ、これが良いカウンセリングにつながります。
正しい情報を提供する
あなたが自分について誤った内容をカウンセラーに伝えた場合、カウンセリングの効果が妨げられる可能性があります。
よくあるのが、心理カウンセラーを信頼せずに自分の感情や考えを偽って伝えることです。
心理カウンセラーは、お客様が自分と向き合い悩みを解決できるように関わります。しかし、カウンセリングで偽った情報を伝えることによって、カウンセリングの方向性が変わってしまったり、効果的な介入ができなくなってしまいます。
心理カウンセラーが効果的な解決策を提供できるよう、できる限り正確で多くの情報をカウンセラーに伝えるようにしましょう。
期待値を話し合う
カウンセリングが始まる前に、カウンセラーと目標について十分に話し合うようにしましょう。
例えば、「今は自分に自信がない状態なので自信をつけて恋人を作りたい」などです。あなたが目指す未来を具体的に示すようにしましょう。
そうすることで、心理カウンセラーとあなたの間で目標のずれが起きにくくなります。
フォローアップ
カウンセリング終了後、カウンセリングが効果的だと思った場合にはカウンセラーにフォローアップをお願いしましょう。
カウンセリングのメニュー次第では、「カウンセリング何回コース」など回数が設定されていることがありますが、自分の目指す目標に到達できていないと感じたなら、カウンセラーに伝えてみましょう。
オンラインカウンセリングで心の整理をしよう
この記事ではオンラインカウンセリングを最大限利用する方法をご紹介しました。
オンラインカウンセリングは、費用対効果が高く、便利なものです。
この記事で紹介したヒントを参考にすれば、オンラインカウンセリングを最大限に活用することができるのではないでしょうか。
あなたがつらい時や心のメンテナンスをしたい時にぜひ、オンラインカウンセリングを活用してみてくださいね。
