治らないネガティブ思考との正しい付き合い方

人間関係の悩み
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周りに楽しげな人が多いと「つらい気持ちを抱えているのは自分だけ?」と思ってしまいがちです。

でも、実は誰しもがネガティブ思考に陥っています。

今回の記事では、ネガティブ思考の原因はもちろん、ネガティブ思考が持つメリットや、どうすればネガティブ思考とうまく付き合っていけるかなどについても解説していきます。

自分自身を大切にしながら、ネガティブ思考と付き合うコツを見つけてみましょう。

治らないネガティブ思考の原因 5選

ネガティブ思考とは、一度頭に入ったネガティブな考えに囚われて、その考えをくり返し考えてしまうことです。

ネガティブ思考からすぐに回復できれば、心身ともに負担は少ないですがネガティブ思考にはまってしまうと抜け出すことが容易ではなくなります。

過去の失敗やトラウマ

ネガティブ思考の原因の1つに、過去の失敗やトラウマの経験があげられます。

一部の人は、失敗や挫折を成長の糧として捉え、前向きな行動を起こすことができますが、一方で、過去の失敗や挫折を糧にできず、心に深い傷を負ってしまう人もいます。

こういった経験が、積極的な行動をできなくしてしまうことがあります。

肯定的な自己イメージの不足

肯定的な自己イメージの不足が大きな原因でネガティブ思考になってしまう人は多いです。

自己イメージは、自分自身がどのように見られるか、自分自身に対する評価の仕方を表します。自己イメージが高い人は、成功体験に焦点を当て、自分自身を肯定的に評価する傾向があります。

一方で、自己イメージが低い人は、失敗体験に焦点を当て、自分自身を否定的に評価する傾向があります。そのため、自己肯定感を高めることが、ネガティブ思考を改善するために必要不可欠です。

周囲のネガティブな影響

人は周りの環境によって心理的な影響を受けることがあり、その影響が自分の思考や行動に反映されることがあります。

例えば、職場や学校などで常に不満や批判的な言葉が飛び交っていると、自然と自分自身もそのような考え方をするようになります。

近年では、SNSなどの情報発信媒体も周囲の影響力を強めています。ネット上では、批判的な意見やネガティブなコメントが多数存在し、それが自分自身にも影響を与える場合があります。

そのため、意識的にSNSから離れる時間を作るなど、周囲の人たちと距離を取ることもある程度必要かもしれません。

不確実性への不安

人間の脳は、不確実性への恐怖を感じます。将来が不確実だということは、人間がそれに対処するための情報を持っていないということであり、脳はそれを危険だと認識します。

そのため、不確かな状況に陥った際には、脳はいくつかの自己防衛メカニズムを利用して、不安を軽減しようとします。

それらの自己防衛メカニズムのうちの一つが、ネガティブ思考です。

つまり、不確実性に対処するため、脳はネガティブな結論を引き出そうとします。そうすることで、もしも悪い事が起こった時にはそれに対する準備ができている、という安心感を得ようとするのです。

必要以上のストレス

ストレスは、日常の様々な場面で発生することがありますが、それらが必要以上の量だと、心身に悪影響を及ぼすことがあります。

例えば、仕事が忙しすぎたり、人間関係のトラブルがあったり、健康問題があったりする場合は、ストレスが増大し、ネガティブ思考の傾向が強くなる可能性が高くなります。

ネガティブ思考のメリット

ここまではネガティブ思考の原因について探ってきました。

ネガティブ思考については、一般的にポジティブ思考とは対照的でダメなものとされることが多いですが、実はネガティブ思考にはメリットがあります。ここからは、ネガティブ思考の強みをお伝えします。

問題解決能力が高い

ネガティブ思考は問題解決能力を高めることができます。つまり、ネガティブ思考があるからこそ、問題解決において異なる視点やアプローチを見つけることができるのです。

問題点に対して冷静かつ合理的にアプローチすることができるため、問題を解決するための最善策を検討できる点が大きなメリットです。

さらに、問題解決能力はビジネスシーンだけでなく、日常生活でも重要なスキルです。

注意深さが向上する

ネガティブ思考は注意深くなることができるとされています。

失敗の可能性があるとそのリスクについて早めに気が付くことができるので、大きな失敗をしなくて済むことは大きなメリットですよね。

また、ネガティブ思考の人は、計画の欠陥や問題点を見つけることに優れています。

これは特にビジネスの世界で重宝される能力で、こんな人が一人いるだけで仕事の結果が変わりますよね。

適切なリスク評価を行える

物事を深く考えることができるという点や、危険を察知するリスクマネジメント能力が高いという点でネガティブ思考は優れています。

リスクに対する否定的な考え方があるからこそ、適切な対策を打つことができるのです。もちろん、ある程度のリスクは許容できるという考え方もありますが、それでも備えあれば憂いなしです。

色々なシナリオを想定できる

ネガティブな人は、物事がうまくいかないときに備えて常に悪い結果を想定し、それに対処する計画を立てる傾向があります。このような思考法は、予期せぬ事態や困難な状況に対処するために非常に役立ちます。

また、ネガティブ思考の人は、問題を解決するために常に改善策を模索する傾向があり、その結果、よりクリエイティブな解決策を見つけることができます。

自己嫌悪から学べる

ネガティブ思考が強くなってしまうと、自己嫌悪に陥ることがあります。

あのとき~していたら、~してればこうならなかったのに。考え出したらきりがないですよね。

しかし、自己嫌悪は悪いことばかりではないんです。次回同じ場面に遭遇した時への計画や予測を立てることができます。

つまり、自己嫌悪から学ぶことで、自分自身を見つめ直し、自己成長に繋げることができるのです。

治らないネガティブ思考との付き合い方

ネガティブ思考の良さを知ったとしても、なかなか前向きに捉えられずつらくなる時があるかもしれません。

ネガティブ思考の沼にはまって気持ちが沈んでしまわないためにも、ネガティブ思考との付き合い方は考えないといけません。

自分自身を受け入れる

まずネガティブ思考と付き合う上で重要なのは、自分自身を受け入れることです。

ネガティブ思考と常に戦い続けているようでは疲れてしまいます。上で紹介したように、ネガティブ思考は悪いことばかりではありません。

ネガティブ思考であるからこそ、自分の目標に向かって最短距離で安全に進むことができるのです。自分の持つ良さを自分で消してしまわないためにも、自分を受け入れ、自分を優しくしていきましょう。

ポジティブな人と一緒にいる

ネガティブな思考を持っている人と一緒にいると、負のエネルギーがあふれてしまいます。

そのため、できるだけポジティブな人と一緒にいることをお勧めします。ポジティブ人間の良い影響を受けて、ポジティブでいられる時間を増やしましょう。

マインドフルネス瞑想を行う

マインドフルネス瞑想は、長年にわたって数多くの研究によってその有効性が証明されてきました。この瞑想法を実践することで、ストレスや不安を軽減し、心身の健康を維持することができます

瞑想を行うと、脳波が変化し、副交感神経が優位になります。このため、リラックス効果が得られ、身体的な緊張が緩和されます。

また、マインドフルネス瞑想は、常に過去や未来に思いを巡らせている人にとって非常に効果的です。瞑想中には、現在に集中することが大切であり、自分自身を客観的に見ることができます。これによって、不必要な心配やストレスを減らすことができます。

目標設定を行う

目標設定はポジティブ思考を育てる上で非常に有効です。目標を達成するためには、ポジティブに考えることが必要不可欠です。

目標設定には、中長期の目標だけでなく、日々の小さな目標も含まれます。自分にとって達成しやすい小さな目標から始め、徐々に大きな目標を設定することがポイントです。

ネガティブ思考と共に生きる

この記事では、マインドフルネス瞑想を行うことで得られる効果や、ネガティブ思考への向き合い方について紹介しました。ネガティブ思考に陥りがちな人にとっては、そのメリットを正しく捉え、過度なネガティブ思考に陥らないようにすることが重要です。

どんな状況でもポジティブに捉えることが難しくても、常に冷静で客観的な視点を持ち、自分を肯定的に導くことを心がけましょう。

ネガティブ思考との付き合い方を再度考えることで、自分自身に対する客観的な視点を持つことができ、ネガティブ思考から脱却することができるかもしれません。

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